プログラマの誇りを減衰しないビジネスモデルを

http://d.hatena.ne.jp/gothedistance/20090212/1234369998

面白い。ソフトウェアの価値についてそのまま適用できそうな話。


せっかくなので、ざっくり考えた。

速度とかスケーラビリティが与える損失/利益を金で計る基準があればいいわけですよね。

速度に関する損失を計る指標は待機時間の人件費ということになるのだろうか。オペレータが制御することになるわけだから、昨日の待機速度が長くなれば、そのオペレータはその分だけ作業時間が長くなる。だから、その分だけ人件費がかかる、と。

また、スケーラビリティの悪さを計る指標は、スケーラビリティが悪いと、利用人数が多くなったときに, サーバーがダウンしたり, 遅くなったりして、事業拡大したときにコストが高くかかることになる. 特にサーバーダウンすれば、作業が止まってしまい案件をこなせなくなるわけで, これによる機会損失を計る必要がある。

どちらにせよ、人件費とか機会損失とか会計的な話のような気がする。

ただこの二つの指標は既存案件でしか駄目で、新規案件の場合は, 普通に作るとこの待機時間、スケーラビリティになるということを示さなければならない。それを示すのは容易なことにはとても見えないんですが・・・

民主支持者はそろそろ仕上げに入る時期じゃないか?

民主支持者はそろそろ自民党の足を引っ張る事よりも、民主党自民党より優れている点のアピールにエネルギーを注ぐべきだと思うがどうだろうか。

今は麻生をこき下ろすだけで自動的に自民の支持率が落ち、相対的に民主の支持率を上げられるので戦術は単純で済むが、衆院選後「代わりに出てきた民主の方がもっと酷かった」というオチになったらそれこそ民主党そのものの存亡に関わってくるように思う。

http://anond.hatelabo.jp/20090211151947

麻生さんは結構いいこと言ってると思うんだけど、策士策に溺れるというか、余計なことをして支持率を落とすことが多いんだよね。そしてさすがに、郵政発言は酷い。

今はもう支持率を回復するかと言う段階じゃなくて、増田のような事態に備えて、解散するまでに出来るだけの経済対策をしておくくらいしかないのかもなぁ。

個人ニュースサイトを終わらせるには

SBMとかのRSSを活用し、個人ニュースサイトを見なくなってから

個人ニュースサイトを見る奴が情弱に見えるようになった。

はっきり言って彼らは終わってるだろう。まず個人サイトが終わっているということ。

pixivやニコニコ動画を見てもわかるように今は個人サイトの時代じゃない。

なのに未だに個人サイトなんかやってる。終わってる。

個人ニュースサイトは既に終わったジャンル

maname:はてなブックマークが出てきた2005年2月、「これで羅列ニュースサイトは終わった」ってあちこちで言われたよ。その結果がこれですよ。http://d.hatena.ne.jp/maname/20081126

じゃ、終わらせてみる?

確かにRSSSBMが登場したことにより、個人ニュースサイトのWeb上の最新情報を拾うサービスとしての価値は完全に失われてしまいました。速報性・利便性は今後絶対に勝てないでしょう。
じゃあなぜ個人ニュースサイトが消滅してないのか。それどころか、なぜむしろアクセスを伸ばしているのでしょうか。単に過度期というには期間がかかりすぎてますよね。ネットの性質を考えれば、本当に置換可能なサービスは、一気に入れ替わります。日記CGIがブログに置き換わったように。また、Flashがニコ動に置き換わったように。

この事実を無視して個人ニュースサイトは終わったとは言えないでしょう。なぜ、一見時代の逆行とも思える現象が起こっているのか。本エントリではその理由を考え、個人ニュースサイトには何があり、ニュースサイトという仕組みを本当に過去のものにするにはどうすればいいか主張していきたいと思います。

ちなみに個人ニュースサイトが嫌いというわけではなくてむしろ好きなんですが、ニュースサイトの不便さがどうしても鼻について巡回しなくなってしまっています。そして、以前にも書きましたが、SBMRSSリーダーにも嫌気がさしていて、これらのシステムもそろそろ過去のものにしたい。そのため、この三者をうまく取り持つ、サービス形態というものを考えていこうというのが本エントリの趣旨です。


まず両者の媒体の性質を確認しておこうとおもいます。次に各サービスの性質を列挙します:

  • SBM
    • 数人がブックマークした記事が取り上げられる
      • 速報性はニュースサイトに比べ高い
    • 複数人のブックマークが読める
    • 各々は好き勝手ブックマークしている
    • コメント長に制限がある
    • デザインにかなり厳しい制限がある。
  • 個人ニュースサイト
    • サイト主が気に入った記事が取り上げられる
    • 一人(=サイト主)のコメントしか読めない
    • その日気に入った記事の中から、選定した記事を紹介している
      • 速報性はSBMに比べ低い
    • コメント長には制限がない
    • デザインの制限などない
      • 掲載順やカテゴリの自由が効く

こうしてみると, 個人ニュースサイトSBMと出来ることはほとんど同じですが、個人ニュースサイトのほうがサイト主が行うことが出来る裁量(編集権と言ってもよいかもしれません)が大きいということがわかる。そして、この裁量がニュースサイトがSBMに取って代わられていない理由だということが推測できるでしょう。

ここからは俺の主張になりますが、ニュースサイトがSBMより優れている点は二点あって、個人による記事の選定とサイトの雰囲気を作ることができることだと思っています。

まず個人による記事の選定ですが、SBMも個人の選定基準により選んでいると思われがちです。しかし、そんなことはないと思います。取り上げたくてブックマークする人もいますが、とりあえず何かコメントしたくてブックマークする人もいるようですし、惰性で登録する人も結構いるようです。その点ニュースサイトだと結構シビアで、紹介したい記事って実際に紹介している記事数よりずっと多かったり、あんまりみんな紹介しているから差別化を図るためにわざと避けたり。読者に好まれそうとか、
選定基準は様々ですが、紹介数を絞っているんですよね。きちんと自分の判断基準を持って取り上げているというか。そういう人が紹介する記事のほうが読みたくないですか?俺はこちらのほうが読みたいですね。まぁ例外もいくつかあって、ひたすら記事を沢山紹介するところもありますが、そういうところは、差別化が図りにくいのでどこかのサイトの独壇場になりやすいですし、なかなか体力が続かないでしょう。

基本、記事数を削ることにより判断基準を明確にしている個人ニュースサイトが多い。これがまず第一点。

もう一つ、サイトの雰囲気ですが、この要因は絶対あると思います。ほら、全く同じことを言っているのに、言葉の重みが違うことってあるじゃないですか。そういう部分があるんですよね。ニュースサイトは何か意見を主張するわけではないですから雰囲気はどこから生まれてくるというと、記事の選定基準と、紹介順序やジャンルの分け方、サイトデザイン等から解るその人の人柄なんでしょうね。SBMには人の温かみと言ってしまうと陳腐ですが、そういうものが無いから、よくないんじゃないかなと思います。

だから、SBMはそういうものを取りこめたら、ニュースサイトは本当に過去のものになるんじゃないかと思います。今のSBMはどうみても完成形じゃないですよ。

fuktommy:中の人の情報収集・選択・編集能力は高いと思うので、個別のリンクをSBMに登録してくれたら読みやすいのになあと思う。朝目新聞もそれで読まなくなっちゃったし。個人ニュースサイトで読んでるのはよこたんとこだけ。

http://b.hatena.ne.jp/entry/http://anond.hatelabo.jp/20090209235643

いくつかのニュースサイトにヒアリングをして、ニュースサイト更新ツールを提供するとともに、現在の多くのニュースサイトのデザインそのまま表示出来るSBMを作ったら、ニュースサイトは本当に過去のものになってしまうでしょう。実際いくつかのニュースサイトさんは更新用ツールを自分で作っているそうですし、そういう未来は考えられるのではないでしょうかね。

ちなみに、結局のところSBMも人気の高い(すなわち被お気に入り登録数が多い)ユーザがブックマークした記事がホッテントリに残るんですよ。5userの記事が今後100user以上行くか否かを予測するというサービスを以前提供していましたが、非常に簡単な方法で6割くらい当てられました。人気の高い人が紹介した記事が流行るのはニュースサイトとまったく変わらないんですよね。ニュースサイトオワタと言っている元増田はこの辺解っているんでしょうかね。


そういえば、あんまり関係ないかもしれないんですが、昔々1回だけ朝目新聞に取り上げられたことがあります。朝目新聞は沢山紹介するところですが、紹介されたとき、1秒で閉じる人が非常に多かったんですよね。朝目新聞から見にきていた人は、取り合えずサイトは開いて見出しと本文だけ見て、その中で自分の肌に合う記事だけを読むという手順を踏んでいるように、アクセス解析の結果から読み取れました。つまり、ニュースサイトをネット上ではどんな話題があるのかを知るためのヘッドライン的な意味合いしか持ってなくて、自分の判断基準で読むかどうかを決める、という人が多い印象を受けました。

SBMとかのRSSを活用し、個人ニュースサイトを見なくなってから

個人ニュースサイトを見る奴が情弱に見えるようになった。

個人ニュースサイトは既に終わったジャンル

自分で読むかどうかを判断して読むのと、多くの人が推薦するから読むのと、どっちが情報リテラシが高い人で、どちらが情報弱者なんでしょうね。

関連:
SBMが持つ本質的な問題点と、SBMを超えるエントリ評価システムを作るためのヒント - ブログ執筆中
ニュースサイトとSBMの差は管理人主導か集合知重視かの違い。 - ブログ執筆中
はてブお気に入りがお気に入り - ブログ執筆中
なぜSBMは速報性が強くなってしまうのか - ブログ執筆中

リンク:勉強会に否定的な上司の横っ面を札束でぶっ叩くための助成金案内

賃金の半分が出るのが大きいですよね。一時間あたりの賃金が(これ平均賃金で出すんですよね?多分。)、2,000円ぐらいだとしても、10時間 ×1/2=10,000円。のべ10人で100,000円が会社に入ります。一回きりじゃないですよ。上限額(年間500万円)まで何度でも。

http://kousyoublog.jp/?eid=2072

これ中小企業限定と書いてあるので、独立行政法人である大学の組織である研究室主導ではやれないっぽいですね。同じような助成金が研究室対象にあれば、同じ分野の研究室間での交流が促進され、さらに給料が出て大変いいと思うんですが。

10万ヒットを達成致しました

どうもこんにちは、tomityこと富田です。

先日10万ヒットを達成致しました。

そして何だかんだでRSS購読してくださる方が結構いらっしゃるらしく、[TopHatenar] tomity さんの順位によるとLDRだけで55名もいるそうですね。ありがとうございます。ひえー。恥ずかしい。

さて、いろんなWebサービス(主にTwitterはてな関連とニコ動ですが)についての考察やら、こんなサービスあったらいいんじゃないかとか、基本的に勝手に気ままにやってきましたが、今回の10万ヒットを期に方向性を少し変えたいと思っています。簡単にいうと研究分野とリンクする話をしたり、もっと社会に目を向けたいと思っております。

記事で時々触れていたように、去年の4月から自然言語処理系の研究室に所属しております。そもそも、自然言語とは日常私たちが利用している言語のことであり、プログラム言語と区別する名目で自然言語とこの業界では呼びます。そして、自然言語処理とは、その名前に騙されがちですが自然言語を処理するというだけではなくて、自然言語を解析するステップも含まれます。そして、自然言語を処理したシステムの提案なんかも含まれるんです。要するに、自然言語に関わることが何でもOKの分野と言えば、まあそのとおりです。

そうなると、どこまでが趣味で、どこからが研究なのかという線引きが難しくなります。以前マッシュペディアというのも流行りましたが、取り合えずこうなんじゃないという法則性を推測して、フィルタリングすることでそこそこのものができてしまいます。ただ、その方法だとある時点から急に精度向上が難しくなり、コストパフォーマンスに合わなくなってきます。それ以上をやるのが自然言語処理の存在価値かなと思います。

自然言語処理に語るのはこれくらいにして、話を戻すと、そろそろちょっと自然言語処理系に近い話をしていこうかなと。一年間、こちらの分野に居させてもらって解ったことは、この分野でやっていくために必要な学問よりの知識が非常に多い。統計、機械学習アルゴリズム(特にDPや計算複雑性)、形式文法(文脈自由文法等)、情報検索などなど。もちろんLinuxの知識もいります。

それに、自然言語を扱っていればいいのと、比較的短期間で成果がでるので、規模としてはそれほど大きくない(と思ってますが実際どうなんでしょう?)ものの、観測範囲が大きすぎるなとも感じます。

ですので、自分の理解を確認する意味も込めて、勉強したものとか、研究時に読んだ論文とかこのブログで紹介していきたいと思っています。そうすれば、身についたことになることをチェックできるようになるので、俺としてはありがたい。そういう記事が増えてくるとあんまり面白くないという人は結構いると思いますが、どうかご容赦願いたい。

あと僕は博士行くつもりですが、絶対アカデミックに残るんだという考えはそれほどなくて、社会的に価値を作れるのであれば企業に行くことも考えてます。
そうしたとき、企業がどういうサービスを展開してるとか、どんなものが今求められているか(特にネット/携帯のライトユーザー)というものを知らないのはならないと最近考えてます。

はっきり言って僕のブログって社会とはまるで関係ないですよね。はてな村には近いけどw

だからもう少し社会に目を向けた記事を取り上げるようになると思います。

とにかく、どちらにしても、今までみたいな考察系の記事は減ってくると思います。ですので、この間の機械学習についてのエントリみたいに専門性の高いことになったり、ニュースに敏感になって、タダ取り上げる記事が多くなったりと、今までの記事とは方向性が異なる記事が今後多くなってくるとは思いますが、どうか見捨てないでやってくださいまし。


あと、実質メンテナンスできなくなってしまったので、提供していたサービスはすべて終了させていただきます。どうかご了承ください。

Twitterに足りない機能

Twitterをやっているとあまりに時間がとられる割に得られるものがあんまりない(苦笑)ので止めてしまったのですが。

メッセンジャーやったことある人ならわかると思うんだけど、
今、ログオン中の人を一覧表示する画面でステータスが付けられるやつに似てます。
(首藤龍一のブログより)



……(゚д゚)

…!(゚д゚)

!!(゚∀゚)


そういうことだったのかああああ!!!

http://ameblo.jp/chiro-obachan/entry-10188940876.html


いや、これ自体は知ってたんですけど。これを読んでもしや?と思ったことが。

TwitterインターフェイスTwitterの特殊な使われ方を引き起こしているのではないのでしょうか。

Twitterとオフ会の関係

Twitterでは良くオフ会が開催されることがあります。

俺は割と早いうちからTwitterに登録して、Twitterの初期の流行を見てきましたけど、当時ちょっとひきこもり気味だったこともあってオフ会には一度も顔を出しませんでした。

そのうち飽きてやめてしまったのですが、Twitterのオフ会の多さはどう考えても異常ですよね?まるで、Twitterの足りない機能を補うかのようでした。

そう俺の疑問とは、このオフ会の多さというのがTwitterに求められていて実現されなかった機能があるために引き起こされたものではないか、ということです。

Twitterメッセンジャー

じゃあ、実現されなかった機能ってなんなのでしょうね。

メッセンジャーやったことある人ならわかると思うんだけど、
今、ログオン中の人を一覧表示する画面でステータスが付けられるやつに似てます。
(首藤龍一のブログより)



……(゚д゚)

…!(゚д゚)

!!(゚∀゚)


そういうことだったのかああああ!!!

http://ameblo.jp/chiro-obachan/entry-10188940876.html


……(゚д゚)

…!(゚д゚)

!!(゚∀゚)


そういうことだったのかああああ!!!

Twitterメッセンジャーに似ているということは、当然その使い方にも似ている部分があるはず。

そうすると、Twitterの足りない(かも知れない)機能というものが自ずと見えてきます。

そう、オフ会とはチャットに相当するのではないでしょうか。

以下では「チャット」とは、メッセンジャーに限らず、同期的な会話機能のことを指します。音声ベースでも文字ベースでも、1対1でもグループチャットでも当てはまります。

会話したいという欲求

普通、メッセンジャーで@〜と近況を書く場合、何を期待しているかというと話しかけられることを期待して書くわけです。

別の言い方をすると、書いた近況を元に会話したいという欲求がある、だから近況を書くということです。

メッセンジャーは、そのネタ振りに応じて、どちらか一方が話しかけて会話がスタートするというケースも多いです。俺はあんまり話しかけられない性質なので、そうやって会話を始めてもらうことが多かったです。

Twitterのつぶやきとメッセンジャーの近況が同じ使われ方をするならば、当然、会話したい欲求をどこかで発散するはず。

しかし、Twitterのリプライは会話というには、雑然としすぎています。せいぜい1回ずつメッセージを返したところで終わりでしょう?

となると、Twitterの機能では、この欲求を発散できないわけです。

そうすると発散先をTwitterの外部に求めるわけです。すなわち、それがオフ会というわけ。

オフ会をやる意義は、つぶやきをネタに話したいからということなのでしょうか。

オフ会の必要性

じゃあ逆に、Twitterにチャット機能が付いていれば、実はオフ会やらなくても良いケースがあるということも考えられます。

オフ会なんてやる必要がないと言っているわけではなくて、本来ならばチャットで済ませられることをオフ会まで開いてやろうとしている可能性はないでしょうか。

繰り返しになりますが、Twitterにチャットに相当する機能がないために、それでも話したいからわざわざオフ会に行くということになっているのではないのでしょうか。

まとめ

以上が、現在の俺の中でのTwitterに関する疑問です。

Twitterのオフ会に参加したことがない俺には結論が導けませんが、良かったらオフ会に良く参加する方々、このバトンを引き継いで下さいな。

お聞きしたいことは、

  • Twitterのつぶやきはオフ会のためのネタ振りなのか?
  • Twitterにチャット機能があったらオフ会を減らしますか?
追記

今回のエントリは、完全に俺のミスリードですね。はてブのほうがハッとさせる意見がちらほら。

spoon13

家だったらtwitter+skypeになるからオフとは絡まない気がするけど
/twitterは足りない機能だらけで、それを各ユーザーさんが補足してってくれてると思うんだけど

tsupo

どっちかというと逆。オフ会に足りない機能を Twitter で補っている感じ。オフ会で拾ったネタを Twitter でこねくり回すというか。

onk

ちょっと違うかな。オフ会の情報量は Skype では補えない。ついったー+オフにより,コミュニケーションは敷居が低くかつ密なやりとりを交わす物となった。システムに制限を加えることで,世界のあり方を変えたんだ