トラックバックに求められている関連するページを提示する機能を別方法で実現する

もう少し提案して欲しいと書かれたのでもうちょっと提案する。

トラックバックは変わるべき。だって1.0だから - ブログ執筆中ではトラックバックはどうなるべきかというところから話がスタートしたので、トラックバックの改良するという観点で話を進めてしまったけれど、そもそもトラックバックとは公開されたリンク通知の仕組みでしかなく、第三者が関係あるページを参照するものではないように僕は思ってますので、トラックバックをどうするかという話から少し離れ、ブログを読む人間がトラックバックに対して求めている物を確認し、どういう仕組みならブログを読む人はトラックバックに求められている物に満足できるかについての議論を進めていきたいと思う。

ブログを読む側の人間にとって、関連するページというものは欲しい情報であることは間違いない。関連するページを探すために、トラックバックを利用したり、あるジャンルに特化したニュースサイトを購読する、はてブを利用することで代用してきたんだと思います。そこで、トラックバックに求められていることは関連ページを探すことだという仮定して、関連ページを得るためにはどんな仕組みが必要なのか考えていきましょう。

関連ページを得るためには、どのページとどのページがどのくらい関連しているのかという情報を得なければならない。そして、どのくらい関連しているのかは判らないことが多い。トラックバックはその情報を持っているんですが、トラックバックの絶対数が足りませんし、関連度を得ることが出来ません。トラックバックはブロガーが打つことしかできませんが、個々人のブロガーの可視範囲には限界があります。トラックバックは2点間の関連情報を持っていたので、関連ページの構築のためのツールとして期待されていたのでしょうし、可視範囲の限界がそのツールとしては失敗する要因になったのでしょうが、それはさておき、2点間の関連度を直接とる方法は現時点で存在しないと考えるべきでしょう。

ただし、先ほども述べたとおり、ニュースサイトやSBMなどで同じ話題のページを読めるならば、複数ページが関連している情報はとれるかもしれない。でも、それは2ページ間の関連度ではないので、その情報を2ページ間の関連度に変換する必要が出てきます。

これを定式化ならば、グラフ理論に帰着するのが良いでしょう。

あるグラフの点がページ、枝が関連するページ群、枝の重みがページの関連度に対応するとき、2点間の関連度を算出しなさい。ただし、枝はハイパーエッジ、マルチエッジであるとする。

何を言っているかわからない人は、グラフ理論を勉強しなさい><

そうすると、関連するページ群と関連度をどこから持ってくるのか、そして、それらの情報を使って、2ページ間の関連度をどのように算出するのかが課題となります。


前者に関して言えば、活用できそうな要素がインターネット上に存在します。SBMのタグです。
ただし、関連度はわからないです。それをいかに解消するか。ここからは構築するシステムによって変わってくるでしょう。

ここまでは誰が考えても深さの程度こそあれ同じ考えに至るはずです。ここからも考えているんですが、ここからは俺のやり方になっているし、システムを構築する人によって、全く異なるものになる
ので、提案はここまでにしましょうかね。

ともあれ、2ページ間の関連度を得る仕組みがあれば、関連ページを得ることが出来ますが、これを直接得ることはできません。しかし、Web上に転がっているデータを使って、2ページ関連度を算出することは出来るかもしれません。データが足りない部分はシステムで上手く補うことができれば、関連ページを探し出すシステムとして、トラックバックに置き換わる仕組みになるのではないか、僕はそう思います。

ただ、この議論をしていて思ったんですが、トラックバックはリンク通知の仕組みとして生き残るべきだと感じました。上記の仕組みではリンク通知とは全く無関係です。上記に挙げたような仕組みが世の中に登場したならば、トラックバックはリンク通知の役割のみを担えばいいんじゃないですかね。となると、非公開化して、ブロガー間の交流ためのシステムとして存続させるのが良いのではないでしょうか。