表現を、しよう

この前、呑み会で友達がかっこいいこと言っていたのでエントリー。なぜブログをしているんですか、と聞かれたときの彼の答え。

「書いた分だけ自分がからっぽになれるじゃないですか。からっぽになればまた吸収しようと思いますしね。」

僕がブログを書く理由 | IDEA*IDEA

同じようなことを漫画で読んだ。絵本作家の五味太郎氏だ。


五味太郎氏は昔デザイナーだった。五味太郎氏が25歳の時、大阪万博で三菱間を任されるほどの実力者だったが、無理がたたり、乗った飛行機の中で不整脈により心臓が止まってしまう。なんとか生きながらえたものの、彼は仕事を辞め、長い低迷期に入っていく。

昼の間ずっと寝ていると夜中にエネルギーが沸いてきた・・・
何が俺に必要かっていったらこれだろ
―と書き溜めたものが絵本だったのだ

絶望に効く薬 五味太郎 後編

人は何もしないとエネルギーが溜まっていく、五味太郎氏はその余ったエネルギーを絵本に流し込んだ。
絵本作家五味太郎の誕生である。

五味:そのころ「整体」って世界に出会ってさ・・・整体の先生が俺の体はからっぽだって言ってくれたんだよ。それが嬉しくてさ・・・
山田:からっぽ?ですか・・・
五味:人間ってのはエネルギーを出す生物なんだ。「からっぽ」ってことは、エネルギーが正しく出てるってことなわけよ。

絶望に効く薬 五味太郎 後編

我々現代の人間、特に日本人は勉強中であったり、社会システムの歯車となって仕事そのものではエネルギーを出せない人も多いだろう。また、社会に溶け込めずひきこもった人間も居ることだろう。そのような人は人間の仕組みとして歪んでいるとも言える。

そのエネルギー表現することに使いませんか?

例えば、絵
例えば、絵本
例えば、音楽
例えば、詩

例えば、動画
例えば、ミクシィ
例えば、ブログ
例えば、ついったー

まあ、つまりは何処かで自分を表現することをする・・・その何処かが私たちにとってはブログだった、ただそれだけのことなのだ。

ぐっと体温が上がったらやるのよ俺は

絶望に効く薬 五味太郎 後編

絶望に効くクスリ―ONE ON ONE (Vol.3) (YOUNG SUNDAY COMICS SPECIAL)

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