アニメを完全無料配信しつつ儲ける方法を考える
今のアニメの収益構造が嫌だ。だって本来デジタルコンテンツに価格は付かない。これはデジタルコンテンツはコピーコスト0ということに起因する。コピーコスト0ということは共有量無限ということ。供給量無限ということは、市場原理に乗れば、価格は無限小まで下がっていく。価格の無限小ってなにかといえば0なので。デジタルコンテンツの価格は0円。ということになってしまう。
なので、DVDで儲けるということも実際のところ最も良い方法ではないのだ。だってコンテンツそのものはタダにならないといけないのだから。結局、ファイル共有ソフトや動画共有サイトの餌食にされる。画質を求めるならDVDということも考えられるが、将来的にはより高画質な動画をアップロードできる動画共有サイトが登場することが十分に予測されるので、楽観はできない。
よってデジタルコンテンツは無料で配信する、と仮定したときに儲ける方法を考えてみる。商品そのもので儲けられないのであれば、残った方法は3つだ。
- 関連商品で儲ける
- 株で儲ける
- 広告で儲ける
1は現在まあまあ上手く行っている方法だ。また、2も十分可能といえる。だって多くの大企業は赤字なのに株収益で黒字に見せてるんだもの。そんな方法でも儲けることはできる。これらを考察する意味はあまりない。
では最後に残った方法を検証してみる。広告で儲けるにはどのようにすればよいだろうか。広告で儲けるには従来の方法では広告代理店を通すのが最も現実的な方法だった。また、大変だが自分らで広告を集める方法もある。しかし、これらの方法は無料配信する上では良くない。広告代理店に支払わなければならない多大な仲介料を広告で支払い、かつ制作費も広告でまかなうというのは現実的でないだろう。また、自分らで広告を集める方法も、アニメが放映されるスパンが1クールという単位であることを考えれば相当きつい。
実はここに第三の選択肢がある。Google Adsenseだ。なお、他のアフィリエイトは選択肢に入らない。なぜなら、他のアフィリエイトではプレースメントターゲットに相当する機能がないのだ。プレースメントターゲット広告とはGoogle Adwordsの機能の一つで、特定ページなどに広告を挿入できるものだ。
「サイトターゲット」という名称ながら、広告の掲載箇所を「サイト単位」ではなく、サイトのサブセクションやページ単位から、ページ内の特定の広告ユニット単位まで、細やかにターゲットすることが可能なことから、Googleはその名称を「サイトターゲット」から「プレースメントターゲット」へと変更した。
Google、AdWords「サイトターゲット」を「プレースメントターゲット」へ名称変更、CPC入札が可能に:MarkeZine(マーケジン)
他の AdWords 広告と同様、広告スペースには選ばれた広告だけが掲載されます。 人気のある有名なサイトを選択した場合、その広告スペースに広告を掲載するにはより高い金額を設定する必要がございます。
https://adwords.google.co.jp/support/bin/answer.py?answer=18265
多くのユーザーが見に来るアニメというデジタルコンテンツに対し、広告を載せたい広告主は少なくなかろう。そこに載せたい広告主が多ければ多いほど、広告掲載の価格は吊り上がり、広告によって得られる利益も大きく増すことになる。
なお最初に決行する上では大々的に宣伝する必要があることを付記しておく。そうしないと、安い広告だけが表示されることになっちゃいますからね。
実は、広告で儲けるための方法は全部広告代理店をどこにするかという問題でしかないんです。
多くの人は、グーグルを「検索エンジン企業」だと思っている。しかしいまやその考え方は、誤っているかもしれない。収益構造を見る限り、グーグルは巨大な広告代理店になりつつあるのだ
グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する 文春新書 (501)
従来からの広告代理店に依頼するか、自分が広告代理店になるか、新たな広告代理店の三択だ。
あ、ちなみにGoogleの単価はアメリカに比べ、日本はずっと安いらしいが、多分プレースメントターゲットが活用されていない結果だと思ってます。つまり、アメリカではプレースメントターゲットをする価値がある個人メディアが多く存在するのと、プレースメント広告を活用する広告主が多いから結果として単価があがるんだと推測してます。根拠特にないけど。
今のアニメの収益構造が嫌だ。だって本来デジタルコンテンツに価格は付かない。これはデジタルコンテンツはコピーコスト0ということに起因する。コピーコスト0ということは共有量無限ということ。供給量無限ということは、市場原理に乗れば、価格は無限小まで下がっていく。価格の無限小ってなにかといえば0なので。デジタルコンテンツの価格は0円。ということになってしまう。
なので、DVDで儲けるということも実際のところ最も良い方法ではないのだ。だってコンテンツそのものはタダにならないといけないのだから。結局、ファイル共有ソフトや動画共有サイトの餌食にされる。画質を求めるならDVDということも考えられるが、将来的にはより高画質な動画をアップロードできる動画共有サイトが登場することが十分に予測されるので、楽観はできない。
よってデジタルコンテンツは無料で配信する、と仮定したときに儲ける方法を考えてみる。商品そのもので儲けられないのであれば、残った方法は3つだ。
- 関連商品で儲ける
- 株で儲ける
- 広告で儲ける
1は現在まあまあ上手く行っている方法だ。また、2も十分可能といえる。だって多くの大企業は赤字なのに株収益で黒字に見せてるんだもの。そんな方法でも儲けることはできる。これらを考察する意味はあまりない。
では最後に残った方法を検証してみる。広告で儲けるにはどのようにすればよいだろうか。広告で儲けるには従来の方法では広告代理店を通すのが最も現実的な方法だった。また、大変だが自分らで広告を集める方法もある。しかし、これらの方法は無料配信する上では良くない。広告代理店に支払わなければならない多大な仲介料を広告で支払い、かつ制作費も広告でまかなうというのは現実的でないだろう。また、自分らで広告を集める方法も、アニメが放映されるスパンが1クールという単位であることを考えれば相当きつい。
実はここに第三の選択肢がある。Google Adsenseだ。なお、他のアフィリエイトは選択肢に入らない。なぜなら、他のアフィリエイトではプレースメントターゲットに相当する機能がないのだ。プレースメントターゲット広告とはGoogle Adwordsの機能の一つで、特定ページなどに広告を挿入できるものだ。
「サイトターゲット」という名称ながら、広告の掲載箇所を「サイト単位」ではなく、サイトのサブセクションやページ単位から、ページ内の特定の広告ユニット単位まで、細やかにターゲットすることが可能なことから、Googleはその名称を「サイトターゲット」から「プレースメントターゲット」へと変更した。
Google、AdWords「サイトターゲット」を「プレースメントターゲット」へ名称変更、CPC入札が可能に:MarkeZine(マーケジン)
他の AdWords 広告と同様、広告スペースには選ばれた広告だけが掲載されます。 人気のある有名なサイトを選択した場合、その広告スペースに広告を掲載するにはより高い金額を設定する必要がございます。
https://adwords.google.co.jp/support/bin/answer.py?answer=18265
多くのユーザーが見に来るアニメというデジタルコンテンツに対し、広告を載せたい広告主は少なくなかろう。そこに載せたい広告主が多ければ多いほど、広告掲載の価格は吊り上がり、広告によって得られる利益も大きく増すことになる。
なお最初に決行する上では大々的に宣伝する必要があることを付記しておきます。そうしないと、安い広告だけが表示されることになっちゃいますからね。
ネタを明かすと、広告で儲けるための方法は全部広告代理店をどこにするかという問題でしかないんです。
多くの人は、グーグルを「検索エンジン企業」だと思っている。しかしいまやその考え方は、誤っているかもしれない。収益構造を見る限り、グーグルは巨大な広告代理店になりつつあるのだ
グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する 文春新書 (501)
従来からの広告代理店に依頼するか、自分が広告代理店になるか、新たな広告代理店の三択だ。
あ、ちなみにGoogleの単価はアメリカに比べ、日本はずっと安いらしいが、多分プレースメントターゲットが活用されていない結果だと思ってます。つまり、アメリカではプレースメントターゲットをする価値がある個人メディアが多く存在するのと、プレースメント広告を活用する広告主が多いから結果として単価があがるんだと推測してます。根拠特にないけど。