お茶汲みと会社風土

お茶汲みの話が香ばしい広がり方してて面白かったので、久々にエントリを書いてみることにする。

お茶汲みをなめるな - 狐の王国
お茶汲みなんて誰がやってもいいのに - (旧姓)タケルンバ卿日記避難所
http://d.hatena.ne.jp/dropdb/20080912/1221225337

このお茶汲みをしていた元OLがやっていたことは、業務内容だけを見ればただのお茶汲みかもしれない。

けれど、社員が気持ちよく仕事するための環境作りを、自分なりに工夫しながらやっている。

この行為は、会社風土に確実に影響を与えていると僕は考える。


会社風土に影響与えているから何なの?と思う人もいるだろうが、会社風土というものはそういう人が考えている以上に曲者です。

極端なケースを考えてみましょう。ある時期2人の社員がオフィスで大喧嘩しました。喧嘩は収まったものの、険悪なムードが漂っています。さてそんな中、喧嘩した社員、喧嘩には無関係だった社員はいつもの同じように仕事をすることができるでしょうか。

仕事ができる空間でなければ、利益を出し続け、会社を維持することなど到底できません。当然のことです。ではより仕事ができるためには?それが前述した社員が気持ちよく仕事するための環境作りであり、会社の風土だと僕は考えています。


まあお茶汲みだけでは大きく変わるとは思えませんけれど、ちゃんとゴミ捨てされてるとか、机がきれいだとか、トイレがきれいだとか、本棚が探しやすく整理されているとか、会議スペースの出にくくなっているペンがいつの間にか新品に置き換えられているとかとか、居心地のよいオフィス作りというものは、意外に大きな影響があると思いますよ?

費用対効果で考えること自体ナンセンスな話だと思う。

Googleの社食も、イチロールーチンワークも、これと同系統の話だろう。