疑似体験

俺は実家暮らしのため、親が料理を作ってくれるので、料理をする必要はないんですが、時々作りたくなって料理します。ちなみにレパートリーはスパゲッティとかカレーとか。あとは簡単なサラダとか味噌汁とか作れる程度です。

で、最近レパートリーを増やすため、ニコニコ動画で料理の動画を見ています。でも、ちょっとまって。料理動画を見たいならNHKの今日の料理見ればいいじゃないですか。でもなぜかニコニコのほうをみようと思ってしまうんですよね。

その原因について考えたんですが、どうやら原因は視点の違いであるらしいことに気づきました。テレビの料理ってキッチンの前から撮るじゃないですか。おそらく、キッチン内に撮影機材をおかず、広く空間を確保することより、料理人が料理しやすくしているのでしょう。一方、個人で撮影する場合はそもそもキッチンの前なんてスペースがない場合が多いですし、一人で撮影することもあるのでキッチン内部から、それゆえ料理人視点で撮ることになるんですよね。

料理人視点で撮られた動画を見るということは、自分が料理をするときと同じ視点で見れるいうこと。自分が料理する姿を想像しながら見ることが出来るということ。動画を見ることで疑似体験をする事が出来るということなんですね。

俺は料理を覚えたくて料理動画を見ていたので、ニコニコ動画のほうの料理動画のほうが魅力的に映ったのでしょうね。

視点一つで動画から感じる印象はこんなにも違うのかということを強く思い知らされた出来事でした。