君にもできる配布-序論

突然、毛色の違う話で申し訳ない。俺、アルバイトで配布をやってるんですよ。あの街中で「○○です。よろしくおねがいしま〜す」とか言いながらティッシュ配ってるあの連中の一人なわけです。


誰にでもできる簡単な仕事かと思いきや、笑顔でもらって頂くには結構工夫がいることにやってて気づきまして。普通にやってると只の障害物なんで、だったら工夫したほうがいいなと考え、試行錯誤しています。


まず、なぜ企業が配布をするのかと言えば、買ってほしい商品や来てほしいサービスやイベントあるから。おばちゃんにティッシュを恵んであげる目的では勿論ない。ですので渡す側は買ってくれそうな/来てくれそうなターゲットを絞って配るべきだし、もらう側(消費者)もきちんと一つに限るべき。あと、消費者に対し別にだます意図はない、ということ。配布するためには道路許可書なんてものが必要で、これを入手するためには警察署に申請しなければならない。その際に配布するビラも一緒にお渡しするので、もし問題があればそこで止められる。きちんと許可を得て配っているわけで、配る側にやましいことは何もない(はず)。堂々と配ればいい。おどおどして、だます意図があるように感じられれば消費者は逃げて行く。不快な気持ちにさせてしまうのです。


きちんと立場を考えて配れば多くの人は笑顔でもらってくれるんですよね。企業は購買チャンスが増える。消費者は良い商品を知ることができる。一石二鳥というわけ。


しかし、日本人は自分の見せ方というものを学校で教わっていないせいで、自分ではターゲットを絞って、あるいは堂々と配っているつもりでも、受け取る側にはそう見えないケースが多いです。いや、別に習っていても配布では難しい気がします。順次流れてくる人の流れの中で一人一人に配布物を渡すのなんて、配布くらいのものでしょう。


今回の連載では、
・堂々と配っているように見える方法
・ターゲットを絞ってるように見える方法
について、俺が試行錯誤の結果、有用だと思ったテクニックについて、理由と共に一つ一つ見ていきたいと思います。

続く